『資産防衛の教室』へようこそ。
ニュースで「インフレ(インフレーション)」という言葉を聞かない日はありません。
「また値上げか」「給料は上がらないのに」と肌で感じてはいるものの、「インフレが、具体的にあなたの資産にとって『なぜ』危険なのか」を、正しく説明できるでしょうか?
この記事では、「インフレ」の本当の意味と、それがあなたの生活や資産にどのような影響を与えるのかを、5分で解説します。
インフレとは「お金の価値が下がり続ける」こと
インフレ(インフレーション)とは、「モノやサービスの値段(物価)が、全体的に上がり続けること」を意味します。
そして、これは同時に、「お金(日本円)の価値が、下がり続けること」を意味します。
例えば、昨日まで100円で買えたリンゴが、インフレで103円に値上がりしたとします。
リンゴの価値が上がったのでしょうか?
そうではなく、あなたの「100円玉」の価値が下がり、100円玉だけではリンゴが買えなくなった(=お金の力が弱くなった)のです。
あなたの資産への影響:「銀行預金」が最も危険
このインフレが、なぜ「資産防衛」において危険なのでしょうか。
それは、インフレが「銀行預金」を直接攻撃するからです。
- インフレ(物価上昇): 年間 約3%
- 銀行の普通預金金利: 年間 約0.001%
もし、物価が「3%」上がっているのに、あなたのお金(預金)が「0.001%」しか増えないなら、どうなるでしょうか?
答えは明白です。
あなたのお金は、銀行口座の「数字」は減っていなくても、モノを買う力(価値)が、インフレ率との差額分(約3%)、毎年猛烈な勢いで失われ続けているのです。
(※このロジックの詳細は、以下の関連記事でも解説しています)
→ 関連記事:「銀行預金は安全」は幻想? インフレであなたの資産が「年間3万円」溶ける理由
結論:インフレから「防衛」する手段を持て
「インフレ」とは、じわじわと資産の価値を奪っていく「静かなる脅威」です。
そして、この脅威に対して「銀行預金」という「何もしない」選択肢は、無防備に資産を危険にさらすことと同義です。
では、どうすればいいのか?
答えは、「インフレ率(物価上昇)に負けないリターン」を目指して、資産を「運用」すること。
つまり、インフレから資産を守る「防衛」手段を持つことです。
国が用意した最強の「防衛」手段(シェルター)が「新NISA」です。
インフレという「敵」から資産を守る第一歩として、どの「シェルター(証券会社)」を選ぶべきか、以下の記事で徹底的に解説しています。